続・ 日々のアルバム パート2

2010年 5月16日〜

那須 北温泉への旅

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続・日々のアルバム Part 1

日々のアルバム

ゴールデンウイークを外し、那須の北温泉へ。

テレビの秘湯紹介の番組で見て決めました。

那須塩原温泉は何度か訪れた事があるのですが、那須温泉は初めて。

茶臼岳が目の前にそびえる那須高原の春。 新緑も牧場の深緑も目に沁みるほど鮮やかです。

山路の林の木々も、空も美しく、普段の仕事を忘れ、旅愁溢れる旅になりました。

北温泉の名物、「天狗の湯」 混浴なのですが、女性が夜一人で入るのは怖いでしょうね。

「木の葉化石園」再訪を予定していたのですが、ここは全く別の温泉場。 そこで、空いた時間を利用しロープウェーで茶臼岳の九合目へ。 ロープウェーから眺める山肌にはまだ雪が残っていました。

バス停から宿までは20分ほど歩きます。  急な山道を下りきると目の前に大きな露天風呂が。 宿では猫がお出迎え

小学校の林間学校で那須を訪れた思い出があります。その時、確か大きな温泉プールで泳いだような気がするのですが・・・・・・ここだったのかなあ?

宿の部屋と窓からの眺め。 部屋の広さは6畳。 横には蒲団が積み上げられ、自分で敷きます。 まだ、朝夕は炬燵が必要な冷え込み、二三日前には雪もふったそうです。

宿の廊下や部屋のいたる所に、古い写真やポスターが貼られ、気分は幕末、明治。 照明もランプ。 ただ、中は電球です。 

宿の共同トイレ。 そう言えば、昔(50年ほど前)は、駅のトイレも学校のトイレもこんなだったなあ。勿論、外国の人も多く来る宿です、綺麗な洋式トイレもあります。 

骨董屋の店先のような、宿の玄関ロビー。実際、通路には古い民具が所狭しと置かれ、骨董屋そのもの。 薪ストーブの火も燃えて。 

夕食の膳を前にして、嬉しそうな澄恵さん。 働いている人の多くは、中国からの研修生のようでした。

早朝の「天狗の湯」  食後はこの休憩室のテレビで「竜馬伝」をみました。 桜はこれから、まだ二分咲きと言ったところ

帳場の横、一段高いところに祭られた「温泉神様」  駐車場までは坂道を登って10分ほど。

河原には男女別の露天風呂も。 夜、頭上に広がる満天の星を眺めながらの入浴は最高なのだそうです。この日は残念ながら曇り空。

イカ娘 参上!

「先生! ホームページ見たけど、載って無かったよ!」  「ちゃんと、言われたとおりに検索したのに!」 
「あの写真、本当にUPしてもいいの?」 「変な顔してるし、一応、女の子だしね」

「いいの、早くUPしてね」  「学校のパソコンの時間にみんなで見るんだから」

こんな会話があって・・・・ハイ・・・UPしました ・・・・・・・・ 鼻に入れているのは、二人の大好きなイカの珍味。
くしゃみで飛ばしたりも・・・・しています・・・・・ 本当は可愛い五年生の女子、二人組み (いちおう、フォローしたつもり)

足の踏み場も無いなあ

油壺マリーンパークで。

不思議な版木

大きな石蟹ゲット!

大使館訪問  2010年 7月14日

とんびの羽ペン

まだまだ現役

五月から始めた版木の梱包作業。 お陰でアトリエは足の踏み場もありません。 ただ、これも後ひと月、9月の中頃までには終わりそうです。 

今回、これまでに彫った数千枚の全ての版木に目を通す事になりましたが、学ぶ事が多くありました。 版画を作る時間は削られましたが、今後の作品作りに大きなヒントを得たのは良かった。

雨模様の一日、息子、孫達と油壺のマリンパークへ。 

館内でお兄ちゃんがいなくなったりして大騒ぎしましたが、魚の餌やりや、いるかのショーなどで楽しく一日を過ごしました。

ここにいたのかい? 捜したよ>

この版木は、摺りの一番最後に、作品に古色をつけるために入れる薄いセピア色のための版木です。

その版木の上に、それまでに摺られた色が馬簾の強い圧を受けて転写されたもの。

たまに、このような、紙から版木への転写が見られるのですが、ここまで美しく各色が出ているのは他にはありません。

この版木自体が、まるで作品のように美しい。作品よりも美しい?

作業の手を止め、しばし見とれてしまいました。

今年の中二のクラスは男組み。 全員が男子のクラスです。 皆良い子ばかりで、教えている私も、いつも幸福感に包まれます。 と言っても、他のクラスもでも、子供たちの姿を見ていると、塾の教師は天職かも知れないなぁと、感謝の気持ち、そして幸せな気分に満たされ、心の中でにっこりしています。 ただし、顔はあくまでも厳しくですが。

このクラスは、カニ取り上手が揃っています。 夜の防波堤、船着場、テトラポットの上など、かにのいそうな場所を走り回って捕まえます。

手にしている石蟹はこの夜一番の大物。 ひとシーズンでも5匹ぐらいしか獲れないサイズを2匹ゲットしました。

獲ったカニは、欲しい子が持って帰ります。味噌汁にすると最高のだしが出ます。 希望者がいないカニは私が持ち帰り、冷凍し、ブイヤベースを作るときに使っています。

思いがけず、駐日ノルウェー王国大使から、昼食会へのお招きをいただきました。 慌てて、着ていくものを揃えました。ジーンズ以外のものを着るのは、葬儀や結婚式を除けば十年ぶりぐらいかな?

大使公邸の玄関前で、大使ご夫妻と。

文化担当の参事官、通訳をしてくださった広報の担当者も交えての
昼食。 緊張しています。

公邸内は、壁に多くのムンク作品が飾られていました。 大使ご夫妻にプレゼントとして持参した版画を前に記念撮影。 手前の広報の方には今回本当に色々とお世話になりました。 もし、この方がいなかったら、博物館への寄贈の話は無かったと思います。 私の恩人です。

海に近い土地のせいか、鳶がたくさんいます。 時には百を越えるような大きな群れで空を舞っている事もあります。

鳶の羽を拾う事もたまにあり、その羽にボールペンの芯を差込み、羽ペンとして使っていました。


それは、欲しがる生徒がいたのであげました。その時「僕も欲しい」と言う子がいたので「今度ね」と約束していたのですが、また、羽を拾えたので作ったもの。

この辺の鳶は、手に持ったアイスやお菓子を、かすめ取って行く名人。 塾の生徒の殆んどが何らかの被害にあっています。

私も以前、卵サンドを見事に持ってゆかれました。

自宅とアトリエの往復用に使っている靴。 勿論、お出かけには履きません。 これだけ長く履いていると、その、情が移ると言うのか、なんだか、靴にも人格があるような気もしてきて・・・・・・・なかなか捨てられません。

水中花は、おそらく昭和も中頃に、欧米への輸出用に作られていたものです。友人から十ほどいただいたものを、たまにグラスの中で咲かせて楽しんでいます。 

澄恵さんが「ホームにいるお年よりには懐かしいかも」と、職場にも置いているそうですが・・・・・気付いてくれた方は未だいないのだとか。

招待状とメニュー

美しい版木

楽しい資料を見つけました

大きな毛蟹、でも・・・・・・

幸運の手相?

ノルウェーの甘いチーズ

特選 抹茶のスイーツ

版木を博物館に送ってしまうと、もう二度と見ることもできないかもしれません。

そこで、版木の清掃をしながら、気に入った版木は写真に撮り、記録を残す事にしました。

この版木もその一つ。 藍色がとても美しいのです。

私にとって、作品の美しさは勿論ですが、彫りあがった版木の美しさにも、強いこだわりがあるのです。

版木は摺れさえすればいい、美しく彫られているかなんて関係ないと言う人がほとんどなのは知っています。

それが、正論かもしれません。

それでも、私は版自体の美しさに拘り続けて行きたいのです。

雑誌や広告などの中から、気に入った写真を資料として保存しています。 これもその一つ。 京都の和菓子屋さんの、煎餅の広告にあったもの。摺師の仕事ぶりが楽しく表現されていて、素晴らしいと思います。

外国の方に、浮世絵の説明をする時にも使えそうですね。
できれば、作者を知りたいのですが・・・・・

北海道育ちの私は毛蟹が大好き。 蟹は何でも好きですが、毛蟹はやはり思い出の味なのです。 特に、その味噌の美味さは、思うだけでも・・・・よだれが垂れそうに・・・・・

そんな訳で、時々澄恵さんが、私を喜ばそうと、毛蟹を買って帰ります。

今回のは、とりわけ巨大。 (以前、博物館で見た標本には負けますが・・・・それは、甲羅の上に文庫本二冊を並べても余裕がありそうな大きさでした。)

「半額になってから、思い切って買っちゃった」 澄恵さんがそういって目の前に置いた毛蟹を撮影!
ただ、長い間店頭にあったのか、味噌はおつゆ状になって流れていて、身も、今ひとつ締りがないのでした。

一時間以上かけて、指を蟹の身だらけにして食べました。 これだけの立派な蟹、できれば、一番美味しい内に食べたかったなぁ。

塾の生徒のT君が 「先生、僕の手相は豊臣秀吉と同じなんだよ」  「一万人に一人しかいない幸運の手相なんだって」 と。

それで、見てみると・・・・確かに珍しい手相をしています。 私も見るのは初めて。 と言うわけで、豊臣秀吉がとか、一万人に一人とかの真偽の程はともかく、早速記録。 

隣の写真は、また別の子。「僕のも撮って」と言うので・・・・でも、繋がっていないのも珍しいのかな?

ノルウェー王国大使館の、広報担当の女性から、チーズとチーズカッターが送られて来ました。

9月の、大使館でのパーティーは、期末試験と重なってしまったために欠席(まあ、着て行くものも、履いて行く靴も無かった事も、少しはありますが・・・・・) それを、気にかけて下さったのか、思わぬ贈り物でした。

このチーズ、名前はSki Queen の GJETOST CHEESE と言って、まるで生キャラメルのように甘いのです。
専用のカッターで薄くスライスして、パンやクラッカーに載せていただくのだそうです。

材料は山羊の乳とホエイで、ホエイを知らなかったので、調べてみました。どうやら、生乳から、蛋白の一種
のカゼインを、取り去った物のようです。健康に良いと説明がついていました・

11月の、アカデミー展のオープニングパーティーで、皆で試食したいと思っています。

友達に先生のHPを教えられて、時々見ています・・・・・・・・

15年ぶりに、懐かしい教え子から連絡が有りました。 今は、京都に住んでいるという、そのOBから、京都の美味しい洋菓子と和菓子を送りますと・・・・・・そして送られてきたのが・・・・・近江八幡のバームクーヘンと、
この、中村藤吉本店の抹茶のスイーツ。 バームクーヘンの方は、写真に撮る前に既に食べてしまっていました・・・・・

時々、こうして、OBたちから、いろいろ美味しいものを送っていただきます。また、毎年、盆暮れの贈り物を欠かさぬOBたちもいます・・・・・

こんなにして貰うほど、自分は彼らにとって、良い教師だったのだろうか・・・・・・・・?そんな思いも・・・・・無い訳ではないのですが・・・・・・・今は横に置いておいて・・・・・・ありがたく、頂くとしましょう・・・・・

2010・10月 17日

お十夜

2010・10月25,26日

私の住む町で、一年で最大のイベント、お十夜さん。 この日は塾もお休みにして、私も童心に帰り子ども達とお祭りを楽しみます。 見世物小屋が来なくなってもう三十年、それでも夜店はたくさん出ます。

毎年私が楽しみにしているのは、門前の焼き鳥の屋台。 ここで絶品の焼き鳥をつまみにコップ酒をやりながら、道行く人を眺めたり、子供時代の祭りを思い出したり

お十夜は元々は先祖供養の行事。 寺の本堂では、檀家衆がお坊さんの説法に熱心に聞き入っていました。

International 吉田版画アカデミー 30回記念展 オープニング  

今年のポスターは、私の作品「ウズベクの少女」 赤いスカーフが会場でもよく目立っていました。 今回は私が作品を寄贈する事になったノルウェーの駐日大使もお祝いに来てくださりました。

開会の挨拶をされる、吉田 司 アカデミー代表

祝辞を述べるウォルターノルウェー王国大使

駆けつけてくれた中学時代の同窓生、教え子。 澄恵さんは例によって私の陰に隠れ、細身に見せる作戦中、なんだか木にしがみつくコアラのようにも見えますね。

吉田 司氏夫人、清子さんによるハープのミニコンサートも行われました。 

2010・11月21日

久し振りの風景画

可愛い絵